リフォームを初めて実施する方にとって、具体的な進行やスケジュールについて不安を感じることはよくあります。しかし、適切な情報を事前に知ることで、リフォーム当日に慌てることなくスムーズに進めることができるのです。ここでは、リフォームの打ち合わせ回数や期間、打ち合わせのスケジュールにおけるポイントについて解説していきます。
リフォームの打ち合わせ回数や期間はどのくらい?
リフォームの打ち合わせ回数や期間についての考え方は、個人や状況によって異なります。
何人かは「すぐにリフォームしたい」と考えるかもしれませんし、見積もりに詳しくなく業者の提案に頼る方もいるかもしれません。
そのような場合は、リフォームの開始まで数日から1週間程度ということになるでしょう。
ただし、それでは「満足のいくリフォーム」や「納得のいくサービス」を受けることは難しいかもしれません。
一般的には、リフォームの打ち合わせ回数は4〜5回、期間は1か月から2か月程度を目安に考えるとよいでしょう。
リフォームの打ち合わせスケジュールを把握しよう!
リフォームの打ち合わせスケジュールには、さまざまなステップが含まれています。相談、現地調査、作業提案、見積もり、契約、施工開始などの段階を踏んで進められるのです。
もし「プロならすぐにできるはず」と思っているのであれば、その考え方を見直しましょう。
まず相談では、リフォームの箇所や方法などをリフォーム業者に大まかに相談することから始まります。電話やWEB、オンラインなど、さまざまな方法で相談ができるでしょう。
次に現地調査では、業者が見積もりを出すうえで非常に重要な要素です。リフォーム箇所の寸法を測ったり、最適なリフォーム方法や導入機器を検討するために現場を訪れて判断します。
作業提案では、相談や現地調査を踏まえて、予算や施工内容を考慮した提案が行われるのです。具体的な施工方法や施工期間についても説明があります。
見積もりでは、業者が相談や現地調査を元に、自社の利益を考慮して提示。見積もり内容に納得した場合に契約が行われます。
多くの場合、施工開始の日程を決めてから実際の工事に着手することになるのです。施工開始は業者が作業を開始する日であり、安全や防犯のためにもできるだけ立ち会うことが望ましいでしょう。
リフォームの打ち合わせをするときのポイント
リフォームの打ち合わせをするときのポイントは、打ち合わせスケジュールの各段階でいくつかあります。
先述したように、打ち合わせスケジュールは、相談、現地調査、作業提案、見積もり、契約、施工開始といったステップを踏みます。
相談
相談の際は、具体的なリフォーム計画をある程度決めてから業者にコンタクトを取るようにしましょう。
リフォームする箇所や内容が変わると、施工期間や価格が大きく変わるだけでなく、確認や検討に余計な時間がかかるからです。
相談の際は、家族で話し合ってリフォームの方向性を決めておくことをおすすめします。
また、家の設計図や間取りがわかるもの、機器の説明書などがあれば説明がスムーズなのでできるだけ用意しておきましょう。
現地調査
現地調査の際は、業者が現場を見て、メジャーなどで計測するので、余計なものは片付けておきましょう。
作業提案の際は、相談のときより具体的なイメージが必要です。具体的に自分のライフスタイルや使い勝手を考慮して最適なものを業者と検討していきましょう。
見積もり
見積もりの際は、提示を鵜呑みにしないことが重要です。
そのためには複数社から見積もりを取り、施工の相場や機器の性能、建材のグレードなどをある程度理解しておき、リフォーム業社には悪徳業者も多くいるということを踏まえておきましょう。
具体的には、作業項目ごとに見積もり金額が記されているかを確認します。
「作業一式」などとひとまとめにして内容が一切書かれていない見積書は論外です。わからないことや疑問に思ったことはしっかりとここで確認しておくようにしましょう。
契約
契約の際には、何と言っても契約書を隅々まで読み込むことが重要です。
なかには「ここにハンコを押してください」「今日済ますつもりできたのでどんどんいきましょう」などといって急かす業者もいます。
しかし、ここで焦ってはいけません。業者の説明や契約書の内容に疑問を持った場合や、落ち着いて読みたい場合には一度業者を帰してゆっくりと読んでみることも大切です。
よく読まずに契約して、「追加料金がかかった」「工期が伸びてその分の工賃を請求された」「打ち合わせとは違う建材を使用していた」などといったトラブルが発生することもありますので、契約書はしっかりと読み込みましょう。
まとめ
ここまで、リフォームの打ち合わせ回数や期間、打ち合わせスケジュールのポイントについて詳しく説明しました。リフォームは時間と費用がかかる大事なプロセスです。納得できる質の高いサービスを受けたいと思うでしょう。上記の内容をしっかりと把握し、これらのポイントに留意しながらリフォームにのぞむことで、失敗を最小限に抑えることができます。