住宅にとって非常に重要な床は、経年劣化で傷んでくることも多い部分です。床の張り替えリフォームをおこない、住宅を快適かつ綺麗に生まれ変わらせましょう。本記事では床の張り替えリフォームの、メリットや種類、注意点を解説します。住宅の床が傷んできて、張り替えようと考えている方は必見の内容です。
CONTENTS
床の張り替えリフォームのメリット
床の張り替えリフォームのメリットは、以下の通りです。
見た目や機能性の向上
傷や汚れが目立つ古い床を新しくすれば、部屋全体の印象が大きく変わります。たとえば、木目調のフローリングに張り替えることで、温かみのある空間を演出できるでしょう。
断熱効果や防音効果をもった床材を選べば、室内環境を快適に保てます。手入れが簡単な床材を選ぶことで、掃除の手間を大幅に減らせます。
安全性と快適性の向上
古い床は経年劣化により滑りやすくなったり、バネ性が悪くなることがあります。これにより、転倒などの事故が発生するかもしれません。
床の張り替えリフォームをおこなうことで、安全で快適な空間を実現できます。滑りにくい床材を使用することで、とくに高齢者や子供がいる家庭でも安心して生活できるでしょう。
資産価値の向上
床の張り替えは建物全体の資産価値を高める効果があります。とくに、中古住宅を売却する場合には、見た目が綺麗な床の方が買主からの印象がよく、より高値で売却できる可能性が高いです。
新しい床材は耐久性も高く、長期間にわたり美しい状態を保てるため、将来的なメンテナンスコストの削減にも繋がります。
床の張り替えリフォームの種類
床の張り替えリフォームには主に2つの種類があります。それは、重ね張りと撤去張り替えです。次項で詳しく解説します。
重ね張り
重ね張りは既存の床の上に新しい床材を張る方法です。この方法は比較的安価で工期も短いため、手軽にリフォームをおこないたい方に適しています。床の高さが上がってしまうというデメリットがあるため、天井が低い部屋ではあまりおすすめできません。
撤去張り替え
既存の床材を撤去してから、新しい床材を張る方法です。重ね張りよりも費用が高くなりますが、床の高さを変えずにリフォームできます。床下地を補修できるため、より丈夫な床に仕上げることが可能です。この方法はとくに劣化が進んだ床材や下地に問題がある場合に適しています。
床の張り替えリフォームにおける素材の種類
床材にはフローリングやクッションフロア、畳などがあります。フローリングは非常に見た目が綺麗ですが、傷などの心配があり費用もやや高めです。クッションフロアは安全性が高く価格も安いですが、フローリングよりはやや見た目がチープに見えます。
畳は柔軟性と断熱性、防音性などを兼ね備えており、子どもや高齢者のいる住宅で人気があります。しかし、家具を置いたときに跡がつきやすいところや、ペットのいたずらなどが心配な点には注意が必要です。そのほかの床材には、フロアタイルやコルクタイルなどがあります。
床の張り替えリフォームの費用相場
床の張り替えリフォームの費用相場は種類によって異なります。重ね張りの費用相場は1畳あたり3~6万円です。この方法は費用が抑えられるため、多くの方に選ばれています。撤去張り替えの費用相場は1畳あたり5~10万円です。
床下地の補修も含まれるため、費用は高くなりますが、その分耐久性が向上します。これらの費用はあくまで目安であり、実際の費用は床材の種類や施工面積、選ぶ業者によって異なります。
複数の業者から見積もりを取ることで、より正確な費用を把握することが可能です。追加費用が発生する可能性もあるため、予算にはできるだけ余裕をもたせてください。
床の張り替えリフォームを検討する際のポイント
張り替えではフローリング、クッションフロア、畳など、さまざまな床材を選べます。それぞれの特徴を理解し、自分の目的に合った床材を選ぶことが大切です。フローリングは高級感があり、耐久性も高いです。
クッションフロアは防水性があり、お手入れが簡単で安全性が高い傾向にあります。複数の業者から見積もりを取って比較検討することも重要です。業者の実績や評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
口コミや評価サイトを参考にすることで、よりよい選択ができます。また、施工内容や保証についても確認しておくと安心です。費用についてもしっかりと計画を立てましょう。
予算を決める際には、思わぬ追加費用が発生する可能性を考慮し、余裕をもった予算を設定することが重要です。床材の選び方や施工内容によって費用は大きく変わるため、詳細な見積もりを取ってください。
まとめ
床の張り替えリフォームは、見た目や機能性を向上させ、資産価値を高める効果があります。重ね張り、撤去張り替え、フロアコーティングなど、さまざまなリフォーム方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。費用相場を理解し、自分の目的や予算に合った方法を選ぶことが大切です。また、床材の種類や施工業者の選び方にも注意を払い、満足のいくリフォームを実現しましょう。リフォームを通じて、安全で快適な生活空間を手に入れ、建物の資産価値を高められます。