古くなってきた自宅をリフォームしたいと考えている方は多いでしょう。しかし、リフォームは大きなお金がかかるものです。なるべく費用を安く抑えたいと考える方は少なくありません。そこで本記事では、リフォームの値引き交渉のコツと、値引きを成功させるポイントを解説します。これからリフォームを検討している方は必見です。
リフォームの値引き交渉は可能！
リフォームの値引き交渉は可能です。とくに金額が大きくなるリフォーム費用では、値引き交渉が効果的。一般的なリフォームの値引き相場としては、消費税の約10％程度が目安とされています。しかし、優良な業者ほど適正な価格で見積もりを提供してくれるため、大幅な値引きは難しい場合もあるのです。消費税分に相当する10％程度が、値引きの限界と考えられます。
もしほかの業者がそれ以上の値引きを提示する場合は、その業者の工事品質に問題がある可能性や手抜き工事を行っている可能性があるため、注意しましょう。リフォーム業者との交渉時には、相場を踏まえつつ、自分の要望や予算に合った最良の条件を模索することが重要です。
リフォーム費用を節約する値引き交渉のコツ
ここからは、実際にリフォーム費用の値引き交渉のコツをご紹介します。
業者に予算の抑え方を聞く
まずは、業者に直接予算の抑え方を聞いてみましょう。ここでのポイントは、いきなり「値引きできないか」と聞くのではなく「どうしたら予算を抑えられるか」を相談することです。リフォーム業者はリフォームのプロですから、品質を下げずに予算を抑える方法を知っています。そのため、まずはリフォーム業者の知識に頼って、予算の抑え方を聞いてみましょう。
交渉する前に信頼関係を築く
値引き交渉をする前に、リフォーム業者との信頼関係を築いておきましょう。会って早々に値引きの話をしてしまうと、相手に悪い印象をもたれてしまいます。悪い印象の相手に、値引きをしようとは思いません。そのため、リフォーム業者との信頼関係をある程度築いてから、値引き交渉に入りましょう。
諸経費から値引き可能か聞く
値引き交渉では、諸経費から値引きができないか聞いてみましょう。リフォームの種類にもよりますが、工事費からの値引きは難しいケースが多いです。しかし、運搬費や運営費といった諸経費からなら値引きできる可能性があります。
その場の交渉で決めない
値引き交渉は、一度担当者の方に値引きの話を持ち帰ってもらいましょう。値引きは、担当者の一存ではできないことも多くあります。そこで値引きの話を会社に持ち帰ってもらい、値引きができる権限をもっている上の人に相談してもらうのです。上の人に相談してもらうことで、値引きをしてもらえる確率が上がります。
交渉は代表者1人
値引き交渉は、代表者ひとりで行いましょう。家族のうち数人が同時に値引き交渉をしてしまうと、話のつじつまが合わなくなってしまい、のちにトラブルになり兼ねません。そのため、値引き交渉は代表者ひとりで行ってください。
リフォームの値引きで成功するための交渉ポイント
ここからは、リフォームの値引き交渉を成功させるためのポイントをご紹介します。
無理な予算を提示しない
値引き交渉は、無理な予算を提示してはいけません。たとえば、希望のリフォームの相場価格が300万円だった場合、200万円の予算内に抑えることはほぼ不可能です。もし無理な予算を提示してしまうと、値引きどころか、業者のほうから工事を見送られてしまう可能性もあります。そのため、値引きを成功させるためには、無理な予算は提示しないでください。
わがままな態度をとらない
値引き交渉のときはもちろん、打ち合わせ段階からわがままで横暴な態度は絶対にとらないようにしましょう。リフォーム業者は、最初からわがままで横暴な態度をとっている顧客に「値引きしてあげたい」とは思いません。わがままな態度が度を超すと、業者が契約を結んでくれないこともあります。そのため、リフォーム業者との打ち合わせには、礼儀正しい態度でのぞみましょう。
業者の意見をきちんと聞く
値引き交渉をするときだけでなく、打ち合わせの際は業者の意見をきちんと聞いてください。希望どおりのリフォームをするために、いろいろな要望が出てくるでしょう。しかし、だからといって自分の要望ばかり伝えて、業者の意見を聞き入れないのはよくありません。
リフォーム業者はリフォームのプロのため、顧客の要望を優先して見積もりを出してくれます。それにもかかわらず、要望は変えずに値引き交渉ばかりしても、当然業者からは受け入れられません。お互いが気持ちよく値引きできるよう、業者の意見をきちんと聞きましょう。
条件が同じ相見積もりをとる
リフォームをするとき、複数の業者で相見積もりをとる方も多いでしょう。相見積もりをもとに値引き交渉をしたい場合、条件が同じ相見積もりをとってください。条件が異なると、見積もり額が異なるのは当然のことです。
そのため、他社の見積もり額を知ったうえで値引き交渉をしたいときは、条件を同じにしましょう。また、相見積もりをもとに値引き交渉をするからといって、他社の見積もりを見せるのは絶対にいけません。
まとめ
ここまで、リフォームの値引き交渉について解説しました。リフォームの値引き交渉は可能ですが、やみくもに「値引きしてほしい」と申し出ても、値引きしてもらえる可能性は低いです。まずはリフォーム業者との信頼関係を築いた上で、業者の意見も聞き入れながら無理のない範囲で値引き交渉を行いましょう。これからリフォームしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
